シャヴァーサナの経験

シャヴァーサナの経験は、指導者次第で多種多様となる。
私が木曜日に通うオーム・タラ・ヨガスタジオのティーチャー、マリアは、シャヴァーサナのために温かくて快適な雰囲気を作り出す。
ブラインドを下ろし、生徒たちにブランケットをかけて、アイピローをのせる。
それから暗闇と静けさの中で5分から8分すごし、シャヴァーサナでの内的な経験から、ゆっくりと私たちのいる部屋へと意識を戻してくれる。

 

アイアンガーヨガ中級認定指導員のジェフ・ローガンは、ニューヨーク州ハンティントンの自分のスタジオ、ボディ&ソウル・フィットネス・アンド・ヨガセンターで、少し違うやり方でシャヴァーサナを指導している。
ジェフが行うシャヴァーサナは、ピースフルだが静かではない。
シャヴァーサナの間中、リラックスさせるように話し続け、やがて深遠さへと導く。

 

生徒たちが死体の状態になると、今度は心地よい声で話し始める。
生徒たちの意識を身体のすみずみに導き、あご、腕、手、腹部、足と順番に緊張を解いていく。
そして、目も眼窩の奥で休ませ、舌、耳、肌の力も抜くように促す。

 

内なる経験から、再び意識を部屋に戻す時、ジェフは生徒たちに胎児の姿勢をとらせる。
生まれたての赤ちゃんのように。
そして、私たちを座位の姿勢に導くと、目を開けて、生まれ変わった子供のように私たちを取り巻く世界に挨拶しようと言う。

 

亡骸のポーズを再生の象徴として捉える。
これは実に面白い。

 

ジェフのクラスで、私はそれを体験した。
子供のようになって、今やりたいことを考えた。
何かを食べたい。
自分がランチについて考えていることを穏やかに観察する。

 

じっと動かずに、うまく死体になりきった後は、一日を始めたくてうずうずしていた。
やる気がますますみなぎり、自信を観察しながら、生きていることを実感できる。
シャヴァーサナが成功したおかげだ。

 

 

生活に生きるヨガ